第5回は桜詩さんです。
桜詩(さくらうた)さんは、投稿サイト「小説家になろう」で活躍されている女性作家の方です。
恋愛小説を得意とされる方でして、その内容も現代モノから中世ヨーロッパのような世界観のもの、そして平安時代や大人の夜ドラマ系など様々な作品がございます。
恋愛小説ってひとことで言っても、ほんと奥が深いんですよね。そう感じさせてくれる作家さんです。
その物語は、舞い散る花びらのようにあなたの心の琴線を奏でる
まずは、こちらの作品をご紹介。

<あらすじ>由梨は24歳のクリニックで働くナース。ある日落とし物のスマホを届けると、そこにはイケメンエリートの貴哉が待っていた!彼は、お礼にと、由梨を食事に誘ってきた。はじめは断ったが、翌日にランチをごちそうになることに。いきなりそこで結婚を前提に付き合おうと言われ、こんな都合のいい話があるのかと、もしかすると騙されているのでは?と思いつつも由梨は貴哉と付き合い始める。その貴哉の真意は?
こちらはブックマーク(お気に入り登録のようなもの)の数が1,000件を超えている大作!
由梨ちゃんはダマサれているのではないか? どうなんだ!? とハラハラドキドキしながら読み進めてしまいます。
途中で読者をビックリさせるような仕掛けなんかもあって……おっとこの先は言わないでおきましょう。
イケメンエリートとラブラブしちゃう様子は、まさに女性の夢を叶えるような恋愛小説だと思いますね。
あっ、ちなみに上記のイラストは私の方で描かせて頂きました。
色とりどりの花が咲き乱れる平安絵巻
もう一つ、ご紹介。

<あらすじ>時は平安。
左大臣家の一の姫、鞠子は三人目の女御として入内する事となり華やかな宮中で生活がはじまる。寵愛を望まない鞠子は宮中の片隅で悠々自適な暮らしを望んでいたけれど…、想像を越えて帝は麗しい人で鞠子は心を奪われてしまう。
源氏物語とか好きな人にはドストライクだと思います。「帝の寵愛なんて興味ないぜ」と思っていた鞠子が徐々に帝に惹かれていくラブロマンスは読んでいて切なくなってきます。帝は他にも奥様達がおりますからねえ……
そして宮中には何やら禁断の恋めいたものも……
しかも作中に出てくる和歌は桜詩さんがオリジナルで作ったとのことです。なんとも雅ですねえ!
他にも、イングレス王国という架空の王国を舞台にしたロマンス、『レディたちの恋物語』シリーズ やゾクゾクしちゃうような大人の恋が描かれた、『夫は浮気をしてる。~妻がはじめた離婚への遊戯~』 などなど若い女性から年配の方まで楽しめる作品を多数発表されています。
それでは、桜詩さんのインタビューをご紹介します。
■創作するようになったキッカケ
本屋さんで、灰色のマリエっていうなろう作家さんの本を読んで、ネットで検索して初めてなろうを知ってこんなサイトがあるんだ!と感動!
はじめは書籍化されてる本の続きを読みたくて登録しました。
なんとなく、どうせ誰も読まないから好きに書いてみちゃえ!と飛び込んだのがきっかけです。元々は高校の時に友達に読ませるために小説を書いてました!
■どんなことを考えながら創作していますか?
かなり多くの作品で、作風にしっくりくるお気に入りの曲を聞きながら、その歌詞をイメージしてストーリーを作っています。脳内でまずメインキャラと対話しながら、取材してるつもりでストーリーを追いかけています。
読んで下さった方が、少しでも楽しくていい時間を過ごしてもらえたら嬉しいなと思ってます♪
■今後の夢、野望など
野望……、毎回自分なりに精一杯書いてるつもりですが、まだまだ学ぶべき事もあるので、もっと上手く表現出来るようになりたいなと思ってます!もちろんあわよくば~一冊くらい世に出せないかななんて気持ちも少しはありますね☆
私、桜詩さんとは以前、和歌を送り合うというやり取りをしていたことがありまして(笑)
あと、ちょっと天然な方なんですかね……投稿サイト小説家になろうの活動報告では、思わずクスリとなるようなほっこりエピソードを時たま掲載されています。人気はあるけど、それでいて飾らない、あたたかい春風のようなお人柄でございます。
桜詩さん、ありがとうございました。
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