イラストを描いている上での技術論や心構えみたいなのをつらつらと、忘備録代わりに書いてみたいと思います。
個人的な意見ですので、合う合わないはあると思います。ご参考程度に。
もくじ
①好きなものを描く
好きなものならイラストを描いている上でモチベーションも上がるし、継続することができる。
何より自分が描いていて楽しい。僕の場合は、好きな漫画のキャラやmiwa様、そしてギター女子あたりが好物だ。
好きなものだから、何時間描いていても飽きないし、作品に愛情を込めることができる。
「この人、楽しそうに描いてるな」
「この部分はこだわりポイントなんだろうね」
そんな感じで見てくれている人にもきっと伝わるのだ。
②継続は力なり
とにかく描き続ける。と、エラそうなことを言ってみたけど、やっぱ仕事とか家事とか育児とかあるので、毎日ペンを握っていたわけではない(ハハハッ)。脱落しなければ、負けではない。
成功体験のある人間は強い。
僕なんぞは実生活では自信満々でふてぶてしい態度に見えるらしい。
コツコツとやっていけばいつか物事を成し遂げることができる。フルマラソンや、受験勉強、仕事上で得たことは趣味でも役に立つ。
要するに目標を決めて、それに向かって日々行動していけば、いつかは夢は叶うのである。
③陽転思考
自分より格段に上手い絵(他にも文章、音楽とか)を見てどんなことを考えるだろうか?
・それに比べてオレの絵はなんて下手なんだろう……イラストを描くなんてオレには向いてないんだ……
・同じ人間なのだから、いつかは追いつくことができるはずだ、さあて技術を盗めるだけ盗んでみるか。
前者が一般的にネガティブと言われる人。後者がポジティブな人。
「私、生まれつきネガティブな性格なんです。治らないんです……」
って言う人がいるけど、後からの努力でなんとかなる部分もあるから。
暑苦しい人間の代名詞みたいな松◯修造さんも
「自分は本当は弱い人間でプレッシャーにもすぐ負けていた。だから自分を励ますために前向きな言葉を掛け続けていた」
ということが熱血漢になるキッカケだったらしい。
斎藤一人さん、とか、引き寄せの法則、などで検索すると色々な本があるので興味のある方は試してみては。
もちろん、ただ本を読むだけではダメで、大事なのは続けること。
僕は二年くらい続けてようやく成果が出た。
かつてうつ病になって、ほぼ出世の道は絶たれた。
でもだからこそmiwaさんに出会うことが出来たし、創作という新しい世界を覗くこともできた。同年代の人に比べれば時間もある方だ。
あの時追い込んでくれた上司を当時は恨んだものだが、今では近寄って頬ずりしたいくらい感謝している(笑)
だって毎日PCやタブレット、スマホに向かって創作をすること、そして仲間と交流することがこんなにも楽しいことだから。
人間万事塞翁が馬で、死ぬこと以外かすり傷だ。
④他人の批評はあてにならない
戦後日本を代表する首相の一人、田中角栄と言えば、10年くらい前まではひどく悪いイメージだった。
金で何でも解決する政治家、日本の赤字体質を作った張本人、官僚や企業との癒着……などなど。
ところが、数年ほど前、様々な本が出版され、角栄ブームが起きた。
ビジョンを持った政治家! 民衆に寄り添う姿! 行動力と確実な実行力!
なんじゃこの差は??
田中角栄は二人おるんかいな(笑)
幕末から明治にかけて活躍した勝海舟も
「行いは己のもの。批評は他人のもの。知ったことではない」
という名言を残している。
あなたを批評するのは、あくまで他人、あなたには関係ない。
そしてあなたが批判されるのは、あなたが変化しているからだ。
自分で努力しようとしないヤツほど、他人の足を引っ張る。変化が怖くて、自分が置いてきぼりになるのが嫌だからだ。
逆に、成功者は他人を応援する。進化する喜び、成長する楽しみを知っているから。
ブッダは「中道を歩め」と言っていた。自分の中の自信と、客観視した指摘と、うまいことバランスが取れている人が、上達していくんじゃないかな。
⑤テーマを決めて描く
僕は絵を描く時は、重点的に力を入れるポイントを決めることにしている。
「今回は瞳の色をキレイに見えるように、こないだネットでみた技法を取り入れてみる」
「今回は髪の毛をなびかせて、躍動感が出るようにする」
「太腿と二の腕をふっくらと描いて、セクシー感を出す」
これはゴルフにも通じるものはあると思う。
「今日は残り100ヤードのアプローチを重点的に練習する」
「ドライバーのOBを10回中3回までに減らす」
などなど。
ただだらだらと練習するのと、テーマを決めて練習するのでは、やはり上達のスピードが異なってくると僕は考える。
⑥本気の絵を描く
もちろん、ラフ画や息抜きの落書きもよいものであるが
たまには本気の絵も仕上げてみたい。
現有戦力を全て注ぎ込むつもりで。
いっつもスライムばかり倒していては、成長は見込めない。
RPGだって、小ボス→中ボス→ラスボス と今のレベルギリギリの相手と戦うことで、レベルアップしていくよね。
振り返ってみると仕事でも、一生懸命取り組んだ期間は後から振り返ると成長を遂げたことができたと思う。
他人の批評はほんと当てになんねえよ、っていう僕の実体験
少し、僕の本業、銀行での話をさせていただく。
去年の十月から部署が変わって、新しい職場に転勤になった。
銀行の外回りというのはノルマがキツイ。
見込み客を発掘するのに、アンケートという手法がある。
これは企業の経営者や担当部長なんかにアンケート用紙を送りつけて「困ってることないですか? なんなら銀行がお金貸しますよ、あるいは取引先紹介したり、お金預かりますよ」といった顧客のニーズを発掘するための手法で、4.5年前まではそれなりに成果が出た手法だ。
ところが、取引先もアンケートに正直に回答すると商品を売りつけられるというのをわかってきたので、正直に回答しなかったり、そもそも返信すらこなかったりという状況になっていた。
とはいえ、ノルマは消化しないといけない。(まあ、達成できなくても別に命を取られるわけではないけどね 笑)
しかも、家事も育児もしたいし、早く帰って創作もしたい。
考えた末、直接取引先を訪問して、面談することにした。
偉い人というのは、こちらが懐に飛び込んでいけば、案外心を開いてくれるものだ。
向こうのウソ(建前)は事前に決算書に目を通しておいて見破れるようにする。向こうにもメリットのある提案をして、自分が役に立つ人間であることを売り込む。
時間は頑張って捻出する。定例訪問を削って、今まで訪問していた客は可能なら支店に来てもらう。家から取引先へ直行、あるいは直帰という策も使う。
当初、支店長や周りからの評判はあまりよろしくなかった。
直帰すると夕方や夜に支店にいないし、客を店に呼びつけたりするので、なんか働いていないように思われる。
コイツはサボっているんじゃないか。そう思われてたらしい。
ところが僕は前の職場で、直接面談のスタイルで上手くいくという成功事例をある程度体験していた。
辛い時もあったが、そのうち成果は出るだろうと、自分で決めたスケジュールを淡々とこなしていた。
気づけば2月末時点、500人以上いる渉外担当の中で、ある項目の獲得件数で2番になっていた。
ちょっと目立ちすぎたわ(笑)
あとは当然できていない項目もあるので、それについては頑張って支店長へ言い訳したけどね。
最近思うのだが、他人から批判をされるということは、新しいことをやっている、今までの価値観と違うことをやっている、逆に自分は正しいんじゃないかと、そんなことすら思うようになってきた。
いよいよ僕の頭がおかしくなってきたのだろうか……(笑)
終わりに
資本主義社会もだいぶ成熟してきたのか、あるいは岐路に立っているのか、最近では金銭的・物質的な豊かさよりも、「好きなことを仕事にして生きよう」みたいな本がたくさん並んでいるように感じる。
たしかに、嫌々お金のために商品を売っている人と、その仕事が楽しくてお客さんの役に立つのが嬉しくて仕事をしている人とどちらからモノを書いたいかと言われれば、楽しく仕事をしてる後者からだ。
成功の秘訣というのは本当はシンプルで、カーナビを目的にセットしてあとは淡々と運転を続けるだけ。当然、大きな目標というものは道は険しかったり、長かったりするけど、途中で同乗者を見つけたり、カフェで休憩したりして、一歩一歩進んでいけばよいのではないだろうか。
というようなことをいつか、『お兄ちゃん、私、シンガーソングライターになりたい!」っていうエッセイ風小説にきちんとまとめてみたいと思う。(絶賛更新停止中です)
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