どうも、うたのです。
イラスト描いてたまにおこづかいもらってます(笑)
イラストを描いている人って、小さい頃から絵を描くのが大好きでヒマさえあればお絵かきしてた、ってそういう人多いですよね。
僕は違います。
34歳まで絵を描くのはニガテでした!
そんな僕が、イラストに挑戦してそれなりのものを描けるようになった戦いの記録。
この記事は投稿サイト『小説家になろう』に掲載していたものを再構成したものです。
お絵かき初心者の方、何かに挑戦してみたい方の助けになればと思います。
それでは、どうぞ。
もくじ
イラスト初心者で、しかもド底辺だった僕
小さい頃から、絵を描くのがニガテだった。
幼稚園に入ってすぐに、「クレヨンさんとお散歩をしましょう」と先生に言われて、クレヨンを画用紙に自由にぐるぐるする、みたいなのがあった。
しかし、僕は当時こいのぼりを描くのにハマっていたので
「こいのぼり描くのもクレヨンのお散歩みたいなもんやん、自由に描いたれ」
と園児みんなが色とりどりのクレヨンで丸や四角みたいなのを描き描きしている中、一人だけこいのぼりを描いていた。
これが悲劇の始まりだった……
今でも覚えている、先生にむっちゃ怒られた。
「クレヨンさんのお散歩をしなさい! と言ったでしょ! 今から直しなさい」
結果僕だけ、画用紙の真ん中にこいのぼりの絵、そして上からクレヨンがぐるぐるみたいなヘンテコな絵が飾られることになった。
僕は初等教育の早い段階で、日本の教育制度の理不尽さを悟ったのだった(笑)
相変わらず絵心はなかった学生時代
小学校に上がっても、相変わらず絵にはニガテ意識があった。
思うに学校の図画工作の時間というやつは、先生にタイトルを与えられて、それについて描く。そして才能に愛された選ばれし者だけが評価される、そんなスタイルで。
要するに「どうやったら絵が上手くなるか」、その技法については教えてくれないのだ。
少なくとも、僕はそう受け取っていた。
国語、数学、英語、理科、社会なんかは、もちろん持って生まれたセンスや記憶力等もあるかもしれないが、やればやっただけ成果が出る。
体育も、基礎体力は走り込みでなんとかなると思うし、高校の体育の先生は球技がニガテだった僕にバスケのディフェンスのコツとか、野球のボールのさばき方とかを理論的に教えてくれて好きだった。(山田先生、僕は今、妄想ブログと萌え絵を書いて、元気に社会人やってます 笑)
絵は……どうしてもニガテ分野だった。
しかも、僕の妹はオタク女子でそれなりに上手いイラストを描くし、従姉妹にも絵が上手いヤツがいるので、僕の絵はなおさらバカにされていた。
人前で絵なんか、描きたくないや……
これはネタではない! イラストを勉強する前に僕が書いた絵
ためしにイラストの勉強をする前に書いた(と思われる)絵を一枚貼ってみる。
あっ、別になぐさめとかいらないから。
自分でもヤバイってわかってるから(笑)
しかもこれ、お手本を見ながら描いている。
日本の社会システムの良い所は、絵が描けなくても大学に進学できるし、就職できるということだ。
筆記試験の代わりにイラストのテストがあったら人生詰んでただろう。
で、色々あって一年半くらい前に小説家になろうという投稿サイトに登録して、『歌姫と銀行員』という夢と妄想をぶち込みまくった恋愛小説を投稿した。
ネット上で仲間もできたし、面白かったと感想を送ってくれる人もいた。
ありがたいことにファンアートを送ってくれた人もいた。
「絵が描けていいなあ……僕もあんな素敵なイラストを描けたらなあ……もっと自分の妄想の世界を自由に表現できると思うんだけどな」
2018年2月、二十万字以上の長編小説を書き上げた僕は、ちょっと小説を書くのが飽きてきて、何か新しいことを始めてみようと思った。
ちょうどそのころ、僕は一人の方と知り合った。
あっきコタロウさん(@and_dance_waltz)。
これはまさに、イラスト道の師匠との運命の出会いだった。
うたの、イラストに挑戦しはじめる
あっきコタロウさんはツイッターで
「絵を描きたいと思っている人はまずこの本がオススメ、この本の一ページ目を参考にするだけで、とりあえず人間の顔が描けるようになる」
と一冊の本を紹介していた。
それが、この本だ。
「んなワケねーじゃん、そんなたかだか本を一ページ見ただけで、絵が描けるようになるんかいな……」
と、僕はかなり疑っていた。
でも……やっぱりイラストに対する劣等感というか屈折した思いというか、憧れはある。漫画とか萌え絵とか好きだしさ。
やって、みようかな……
失敗しても2,000円くらいの本だし、最悪ネタにはなる。
で、例の本を見ながら描いてみたのが、こちら……
おおーーーーーーっ! 一応、絵になってると思いません?
少なくとも人間には見える!
描けた! 僕にも絵が描けた!
クララが立った!
人間の顔が描けたということは、もしかしたら努力次第で憧れのマンガ家矢吹健太朗さんみたいなイラストを描くことも可能なのだろうか?
そんなことを興奮気味にコタロウ先生に話したら
「上半身で、正面の絵だったら、割りとすぐにできるようになりますよ」
というイケメンな回答をいただいた。
師匠はこうもおっしゃった。
「少しずつ勉強していけば、いつかうたのさんだけを見つめてくれる歌姫様も描けるようになりますよ!」
「僕だけを見つめてくれる……歌姫様だとっ! 何このパワーワード!!」
俄然やる気になった。単純なヤツだ。
というわけで、僕はコタロウさんを師と仰ぎ、(といってもツイッターでコメントもらったり、どうしてもわからない時にメール送るとかそれくらいのユルい感じ。たいがいのことはGoogle先生に聞いたら解決するし、師匠と弟子というよりは創作仲間と言った方が正しいかもしれない)イラストを勉強することにした。
絵も、きちんとやり方を勉強したら……できるようになるんだ。
こうして、僕の挑戦が始まった!
うたの、イラストをTwitterに投稿しはじめる
羞恥心というものをママンのお腹の中に置いてきてしまった僕は、イラストを描いてはTwitterに投稿しはじめた。
たぶん、二週間後くらいに描いたやつ。
フォロワーさんには「女芸人のキンタ◯ウさん??」って言われたっけか。
ちがうわ! 私の敬愛するmi◯a様浴衣バージョンだっつーの!
で、調子に乗って自作の表紙とか描き始めるわけですよ。
そしてこれを元に仲良しの作家、山下真響さん(@mayurayst)に初めてファンアートを送りつけたのがコチラ。
どう? イラストを勉強しはじめて約一ヶ月くらい……我ながらよくできたと思う。
作家さんにもむっちゃ喜んでもらったし、師匠も褒めてくれた。ちなみに師匠は褒めて伸ばすスタンスなので、ゆとり世代ではないけど精神的にどっぷりゆとり人間な私にはありがたかった。
「オレ……もしかしたら才能あるかも……」
なんか調子に乗ってしまった。(続く)
・好きなモチーフを描く
・ヘタでもいいから、人前にさらす
ちなみにこの本、かなりオススメです。
この本に掲載されてる例に沿ってしっかりと練習すれば、人体のイラストは描けるようになります。
僕もまだ全部やってないんですけどね(笑)
興味のある方はぜひ、お手にとってみてください。
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